
・公務員から民間企業への転職に成功する人はどんな人?
・公務員から民間企業への転職を成功させるポイントは?
こんな悩みを解決します。
公務員として働いているけど職場が合わなかったり、やりがいが持てずに転職を考えている人は多くいます。
私もかつて新卒で警察官をしていましたがブラックな環境に耐えられずに民間企業へ転職し、現在は警察官を続けるよりも残業は大幅に減ったにも関わらず年収を上げることに成功しました。
この記事では
- 公務員から民間企業への転職は難しいのか?
- 公務員から民間企業へ転職を成功させるポイント
について解説します。
公務員から転職したくて悩んでいる人はぜひ参考にしてください!
この記事で分かること
☑マツローの経歴
記事を読む前に
もしあなたが「どうしても仕事を辞めたい…」と思っている場合はすぐにでも転職エージェントに相談してください。
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目次
公務員から民間企業への転職は難しくない!
まず公務員から民間企業への転職ですが、計画的に取り組めば決して難しくはありません。
なぜなら実際に私は公務員から民間企業に転職し、その後キャリアアップすることができたからです。
これから「公務員から民間企業への転職に失敗しない方法」について解説していきます。
公務員から民間企業への転職に失敗してしまう4つの原因
まずは「公務員から民間企業の転職に失敗してしまう4つの原因」について解説します。
公務員からの転職を失敗しないためにもしっかりと原因を把握しておきましょう。
公務員時代のスキルが活かせない
1つめの失敗原因は「公務員時代のスキルが活かせない」ことです。
公務員の仕事はかなり専門的で特殊な仕事が多いため、民間企業に転職しても活かせるスキルが限られます。

公務員時代のスキルが活かせないという点はしっかり把握しておく必要があります。
今の職場が嫌でなんとなく転職活動している
2つめの失敗原因は「今の職場が嫌でなんとなく転職活動している」ことです。
今の仕事がつらくて逃げるように転職したい気持ちも分かりますが、嫌だから転職するというネガティブな動機では転職活動はなかなかうまくいきません。

ネガティブな理由でなんとなく転職活動している人は失敗するリスクが高くなるので注意しましょう。
仕事の評価基準が異なるため評価されにくい
3つめの失敗原因は「公務員と民間企業で仕事の評価基準が異なる」ことです。
そもそも公務員と民間企業では存在意義が異なります。
具体的には、
- 公務員:国や地域をより安心で快適にすること
- 民間企業:自社の利益に貢献すること
よって仕事の成果に対する評価基準も根本的に異なるため、公務員時代は評価されていた仕事の仕方が民間企業では全然評価されないことも多々あります。
転職する際は「公務員と民間企業では仕事の評価基準が異なる」ということをしっかり理解しておきましょう。
民間企業に対する理想と現実にギャップがある
4つめの失敗原因は「民間企業に対する理想と現実にギャップがある」ことです。
公務員の仕事に慣れて自信がついてくると、民間に転職した方がより自分の能力を活かしてキャリアアップできるのではないかと考えてしまうこともありますよね。
しかし先ほどの述べたように公務員と民間企業では職場の雰囲気が異なるため、実際に民間に転職してみて「自分の思っていた理想と違った…」と感じることもあります。
例えば民間企業では常に「いかに自社の利益に貢献するか」という目線で仕事をしますが、公務員はそのような視点で仕事をしないため
- タイムリーに仕事をする重要性
- 経費や人件費削減活動などに対するアイデア提案
などに疎かったりします。
こういった内情を把握せずに民間企業に転職すると「自分の思っていた理想と違う…」と転職を後悔することになりかねません。
公務員から民間企業に転職するメリットとデメリット
ここでは「公務員から民間企業に転職する」メリットとデメリットを紹介します。
公務員から民間企業に転職する4つのメリット
まずは4つのメリットを紹介します。
メリット1:公務員に比べると自分の好きな仕事ができる
1つめのメリットは「公務員に比べると自分の好きな仕事ができる」ことです。
公務員はお役所仕事という言葉があるように、業務が形式的で仕事に自分の意見やアイデアを取り入れることが簡単ではありません。
しかし民間企業であれば、自分の意見やアイデアを仕事に反映させて好きなように仕事ができる機会が多いです。

裁量をもって自分の好きなように働けるというのは民間企業の大きなメリットといえます。
メリット2:実力次第でキャリアアップが可能
2つめのメリットは「実力次第でキャリアアップが可能」なことです。
民間企業では公務員のような年功序列が薄れて、若手でも実力次第でキャリアアップできる会社が増えています。
私が以前働いていた会社でも成果を出した社員は年齢や入社年数に関係なく出世することができました。
公務員で働いているといくら優秀な人でもすぐに出世はできないので、自分の力でキャリアアップしていきたい人には大きなメリットといえますね。
メリット3:転職に成功すれば年収がアップする
3つめのメリットは「転職に成功すれば年収がアップする」ことです。
なぜなら公務員の給料は民間企業の一般的な年収を基準とされているからです。
よって平均以上の民間企業で働くことができれば公務員時代よりも多くの年収をもらえるようになりますね。
参考に30代男性の公務員と大手企業の平均年収を比べると

お金をより稼ぎたいという人にとっては、民間企業へ転職することが大きなメリットとなります。
メリット4:ホワイト企業へ転職すれば激務から解放される
4つめのメリットは「ホワイト企業に転職することで激務から解放される」ことです。

というイメージを持つ人もいると思いますが、正直職種や部署により全然異なります。
例えば私は警察官でしたが、1回の勤務で30時間以上拘束されるのは当たり前で、月に100時間以上もサービス残業をしていました。
しかし民間に転職した現在は基本在宅業務で残業も月10時間ないくらいです。
現在公務員として長時間の残業で悩んでいる人は、ホワイト企業に転職することで残業時間が大幅に減り、激務から解放されることができます。
公務員から民間企業に転職する4つのデメリット
次は4つのデメリットを紹介します。
デメリット1:安定した身分を失う
1つめのデメリットは「公務員の安定した身分を失う」ことです。
公務員は倒産することもありませんし、仕事が出来ないからといって簡単にリストラすることもできません。
一方で民間企業だと、有名企業でも倒産や早期退職などニュースでよく耳にしますよね。
倒産やリストラが怖いという人にとっては、公務員として働いた方が安心して働けることでしょう。
デメリット2:仕事の範囲が広がり仕事量が増える
2つめのデメリットは「仕事の範囲が広がって仕事量が増える」ことです。
公務員に比べて民間企業では任される仕事の範囲が広く、社内関係者や社外の取引先など仕事で関係する人も多くなり、相対的に業務量が増えます。
実際に私も警察時代はある程度一日の仕事の流れが決まっていることが多かったですが、民間に転職してからは突発で発生する仕事が多く、想定外の仕事による業務量の多さに戸惑った経験があります。
仕事の範囲が広がることで業務量が増えてしまうのはデメリットといえるでしょう。
デメリット3:成果が出せないと年収が下がるリスクがある
3つめのデメリットは「成果が出せないと年収が下がる」ことです。
民間企業は成果報酬のウエイトが高いため、成果をだせば年収は上がりますが、逆に成果を出せない場合は年収が下がるリスクがあります。

年齢は関係なく「いかに会社に貢献したか」でボーナスが決まるため、成果が出せない場合は年収が下がるリスクがあることを理解しておきましょう。
デメリット4:転勤を伴う可能性がある
4つめのデメリットは「転勤を伴う可能性がある」ことです。
地方公務員であれば基本的に採用された地域以外に転勤することはありません。
一方で全国展開している民間企業であれば全国各地に転勤される可能性があることを把握しておく必要があります。
地元が好きで一生地元で働きたいという人にとっては、転勤のリスクがあることはデメリットといえますね。
公務員から民間企業への転職に成功する人の特徴
ここでは「公務員から民間企業への転職に成功する人の特徴」を紹介します。
自分で課題を見つけて解決できる人
公務員から民間企業へ転職しても成功するのは「自分で課題を見つけて解決できる人」です。
公務員はどちらかというと受け身でも仕事が回ってくるので、自分から課題を見つけて解決するというシチュエーションがあまりありません。
一方民間企業では受け身の状態では常に仕事が回ってくる保証はなく、成果を出すために自分から課題を見つけ、さらにその課題を解決出来る人が評価されます。
例えば、普段の仕事の中で「業務の効率化やコスト削減案」などの課題を見つけ、改善活動が出来る人であれば民間企業でも大きな成果を出せるでしょう。
状況の変化や仕事のスピードに適応できる人
「状況の変化や仕事のスピードに適応できる人」も民間企業への転職に成功しやすいです。
なぜなら公務員と違い民間企業は仕事の環境やスピードがとても早く変化するからです。

もしのんびり仕事をして生産ラインを長時間止めようものなら大損失につながる上に現場の人たちからもの凄い圧力をかけられます…
またトラブルの状況も刻一刻と変化するので、その状況に応じてタイムリーな対応を求められることが多いです。
公務員時代はここまでのスピード感や適応力が求められませんでしたが、民間企業ではこのような能力がとても重要なので、状況の変化や仕事のスピードに適応できる人は民間企業に転職しても成功しやすいでしょう。
公務員からの転職に失敗しない3つのコツ
ここでは「公務員からの転職に失敗しない3つのコツ」を紹介します。
失敗しないコツ1:今後のキャリアの軸を明確にする
まずは今後のキャリアとなる軸を明確にしましょう。
なぜなら今後キャリアアップしていくための軸が明確になっていないと、転職しても仕事が合わずにすぐに辞めてしまい結局何のスキルも身に付かないからです。
例えば私は公務員を辞めた後にエンジニアになる道を決めて、最初は派遣社員として働きました。
派遣社員として大手メーカーに派遣され、そこで専門スキルやノウハウを吸収したことでその後キャリアアップに成功することができました。

失敗しないコツ2:価値のある資格やスキルを取得する
公務員からの転職に失敗しないためには価値のある資格やスキルを取得しておくことも大切です。
オススメの資格は以下となっています。
オススメ資格 | 説明 |
TOEIC | ・ほぼ全ての業界で評価される最強の資格 ・まずはスコア600以上を目指し、700以上だと転職にかなり有利になる(体験談) |
中小企業診断士 | ・難関資格だがその分かなり評価される ・営業や経営コンサルタントを目指すならぜひ取りたい資格 |
日商簿記 | ・経理業界を目指すならぜひ取りたい資格 ・持っているだけで転職が優遇されるケース多い |
二種電気工事士 | ・未経験からでも誰でも受験可能で需要高い ・持っているだけで転職が優遇されるケース多い(電気工事の仕事) ・一種電気工事士があるとなお良い |
基本情報技術者 | ・ITエンジニアを目指すなら必須の資格 ・未経験からでも誰でも受験可能で需要高い |
特に個人的にオススメな資格はTOEICです。
なぜならTOEICは幅広い業種や職種で評価されやすく、確実に転職の選択肢が広がるからです。

私のTOEICスコアと転職の関係についてはこちらの記事を参考にしてください。
これらの資格をもっていれば未経験者でも確実に内定確率が上昇します。
時間がある人は転職するまえから準備しておきましょう!
失敗しないコツ3:転職エージェントに相談する
公務員から民間への転職を成功させるには転職エージェントに相談するようにしましょう。
転職エージェントとは転職希望者に対して求人の紹介や転職サポートをしてくれるサービスです。
転職エージェントを利用すると
ココがポイント
- あなたの経歴や長所にマッチした求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- あなたの推薦状を企業に送付してくれる
- 面接時の企業との日程調整や年収交渉
などのサポートを無料でうけることができます。

【体験談】公務員からの転職に失敗しないために伝えたいこと

・公務員から民間に転職するのは難しいの?
安定した公務員から民間企業へ転職するのは勇気がいりますよね。
私もかつて公務員をやめるときは家族から猛反対されましたし、正直後悔しないか不安でした…
しかし現在の自分自身や職場環境になんらかの不満があるなら、自分で行動しない限り未来は変わりません。
そんなときは辞めるかどうかは別にしてまずは転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントに相談すれば専門のアドバイザーから様々な助言がもらえますし、本当に転職したほうがいいのかどうかもはっきりします。

そんな人はリクルートエージェントをオススメします。
なぜならリクルートエージェントは業界No.1の転職エージェントで以下の特徴があるからです。
ココがポイント
- 求人件数は業界No.1の20万件以上なのであなたの希望の求人が見つかる
- ハローワークや転職サイトにはない独自の非公開求人が豊富
- 転職実績者数も業界No.1の約5万人(2019年度)
- 大手なので担当者が各業界に精通している
- サポートが手厚いので働きながらでも転職活動可能
なお、下のグラフは私の転職回数と年収の推移です。
私はこれまでリクルートエージェントをメインで利用することで以下を実現しました。
ココがポイント
- 転職する度にキャリアアップして年収右肩上が
- 最大で年収550万円以上アップ
- サービス残業とは無縁でプライベートが充実
- 本当に自分のやりたい仕事に就く
- スキルなしの元公務員の私でも転職に成功

在職中でも気軽に相談できる上に無料で利用できるので、まずはリクルートエージェントに相談してみましょう!
なお転職エージェントについてさらに詳しく知りたい人は、転職4回で利用したオススメの転職エージェントについてまとめているのでぜひ参考にしてください。
公務員からの転職に失敗しない方法:まとめ
これまで「公務員から民間企業への転職に失敗しないコツ」について解説しました。
最後にポイントをおさらいします。
ココがポイント
- 公務員から民間への転職は難しくない!
- 公務員からの転職に失敗する原因1:「スキルが活かせない」
- 公務員からの転職に失敗する原因2:「今の職場が嫌でなんとなく転職活動している」
- 公務員からの転職に失敗する原因3:「仕事の評価基準が異なるので評価されない」
- 公務員からの転職に失敗する原因4:「民間企業への理想と現実にギャップがある」
- 公務員からの転職に成功する人の特徴1:「自分で課題をみつけ解決できる人」
- 公務員からの転職に成功する人の特徴2:「状況の変化や仕事のスピードに適応できる人」
- 公務員からの転職に失敗しないコツ1:今後のキャリアの軸を明確にする
- 公務員からの転職に失敗しないコツ2:価値のある資格やスキルを身につける
- 公務員からの転職に失敗しないコツ3:転職エージェントに相談する(まずはリクルートエージェントだけでOK)
- 現状に不満があるなら行動しない限り未来は変えられない
公務員から民間への転職は難しいこともありますが、適切な方法で転職活動すれば必ず成功させることができます。
その証拠に、私は公務員をやめて「スキルや経歴無し」の状態からキャリアアップすることができました。
もしあなたが現状の環境を変えたいのであればまずは行動してください。自分で決めたことなら例え困難な場面に遭遇しても反省はしても後悔はしないはずです。
人生は長いようで短く、行動できるタイミングはそうたくさんはありません。
後から後悔しても時間は戻らないため、最善の選択をされて転職に成功されることを心より願っています。
※私が転職で年収を500万円以上アップすることに成功したのはリクルートエージェントを利用したからです。
求人の質・量とも他社よりかなり充実しているのでまずはリクルートエージェントに相談してみましょう。