
・警察官からの転職に有利な職業はあるの?
・警察官からの転職はどのようなことが評価されるの?
こんな悩みを解決します。
私は新卒で警察官になり、その後は転職4回を経験し現在は民間企業に勤めていますが、私の実体験もまじえて「警察官からの転職に有利になる職業」について解説します。
まず警察官からの転職で有利になる職業は以下です。
- 消防士
- 警備員
- 営業
- 派遣社員
なぜこれらの職業が警察官からの転職に有利なのかをこれから解説していきます。
この記事で分かること
☑マツローの経歴
目次
警察官からの転職で有利になる強みとは?
まずは警察官からの転職で有利になる強みを紹介します。
- 責任感が強く礼儀正しい
- 体力がある
- 精神力や忍耐力がある
- 協調性かありチームワークが得意
- 社会的に信頼できる
責任感が強く礼儀正しい
警察官は「責任感が強く礼儀正しい」ことを評価されます。
なぜなら警察官は非常に激務で人命にかかわるような仕事もあり、民間では考えられないほど厳しい職業だからです。
このような環境で働いていた経験があるため、民間企業からすると「仕事に対する責任感が強い人」という部分を評価されます。
また警察組織を経験しているため、「上下関係の厳しさや礼儀正しさを十分把握している」という点も評価されます。

体力がある
警察官は体力がある点も評価されます。
警察官として働いている以上は、一般人よりも間違いなく体力的には優れています。
特に体力を必要とする現場作業であったり、外回りの仕事などでは間違いなくプラスに評価されますね。
精神力や忍耐力がある
警察官を経験していると「精神力や忍耐力の高さ」についても評価されます。
警察官の人であれば分かると思いますが、一般的な民間企業で警察官と同じくらい「精神力や忍耐力」が必要となる仕事はまずありません。
警察官は警察学校は始め、現場に出てからも過酷な環境でもまれているため精神力や忍耐力の高さは人並み以上にありますよね。
勤務環境がきつかったり多少のプレッシャーが必要な仕事の場合、元警察官としての精神力や忍耐力の高さは転職に有利になるでしょう。
協調性がありチームワークが得意
警察官は「協調性やチームワークの高さ」も評価されます。
会社員として働く場合、どんな仕事でも絶対に協調性やチームワークの高さが求められますよね。
いくら能力が高い人でも協調性やチームワークに難がある人は、高いパフォーマンスを発揮することが難しくなります。
警察官であればチームワークの大切さが身についており、その意識は転職後に大きな武器となります。
社会的に信頼できる
警察官というだけで「社会的に信頼される」ことも強みです。
警察官になるには身辺調査をされて採用されているので、身分が怪しい人ではなくある程度社会的な信頼性の高さを評価されます。
特に警備員などの保安系の仕事では、採用時に社会的な信頼性の高さがアドバンテージとなります。
警察官からの転職に有利な職業とは?
ここでは警察官からの転職が有利になる職業について解説します。
- 消防士
- 警備員
- 営業
- 派遣社員
消防士
消防士は警察官からの転職で有利になります。
なぜなら消防士も警察官同様に
- ある程度の体力
- ある程度の精神力
- 組織内の上下関係の厳しさ
- 協調性やチームワーク
が必要とされる仕事だからです。
実際に私の知人でも警察官から消防士になった人もいますし、逆に消防士をやめて警察官になった同期もいました。
消防士は警察官の強みを活かせる理想的な職業といえるでしょう。
警備員
警備員は警察官からの転職に有利です。
なぜなら警備員の仕事内容には「セキュリティーや交通誘導」などの仕事があり、警察官の経験が仕事に活かせることが多いからです。
昔から警察官を辞めた後の転職先は警備員といわれており、実際に警察官をやめて警備員に就職するひとは多くいます。
採用されやすさを考えても、警察官からの転職に有利な仕事といえます。
営業
営業は警察官からの転職に有利です。
なぜなら営業の仕事は以下の特性が必要とされるからです。
- 外回りを行う体力
- 地道に努力を続けられる精神力
- 結果が出るまでの我慢強い忍耐力
- 顧客とのコミュニケーション能力や問題解決能力
警察官として働いているとこれらの特性が自然と身についているため営業職への転職は有利に働くでしょう。
また警察官は被害者のかたなど、相手の気持ちにたって仕事を行うことが多く、そういった意識や心構えをアピールできれば、顧客やユーザー相手に仕事をする営業職へは大きな強みになります。
派遣社員
派遣社員も警察官からの転職に有利です。
なぜなら派遣社員として働くには以下の特性が必要となるからです。
- 派遣先で働くのである程度の協調性
- 派遣先の正社員とうまくやっていくコミュニケーション能力
- 派遣先でトラブルを起こさない「真面目さや責任感の強さ」
派遣社員は主に大手企業などの職場に派遣されて働きますが、派遣先の正社員との人間関係がとても大切で、派遣先の人と円滑なコミュニケーションが取れていれば仕事の効率があがります。
一方で一部の派遣社員の中には素行不良が目立つ人もいて、そういった人は派遣先でトラブルを起こし派遣契約を解除されたり派遣会社も頭を悩ませています。
私は警察から派遣社員になりましたが、
- コミュニケーションや協調性の大切さ
- チームワークの重要性
- 仕事に対する責任感の高さ
などを転職面接時にアピールしたところ、相手の面接官にかなり高評価されて内定をもらった経験があります。
ですので派遣社員への転職も警察官の経験がいかせるオススメの職業といえます。
警察官からの転職に有利な職業のメリットとデメリット
ここでは先ほど説明した警察官からの転職に有利な職業のメリットとデメリットをみていきます。
消防士のメリットとデメリット
消防士のメリット
- 公務員なので安定していて給料もそこそこよい
- 体力が重要な仕事なので、これまでの経歴を活かせる
- 子供の憧れの職業で周りからの評判がいい
消防士のメリットは公務員なので安定していて給料が良い点です。
また警察官時代に鍛えた体力も活かせる上に、子供や知人など周囲の評価が高い職業という点もメリットですね。
消防士のデメリット
- 試験に合格する必要がある
- 警察同様に上下関係が厳しく閉ざされた社会である
- 夜勤があり警察同様に仕事内容がハードである
デメリットはまず試験に合格する必要がある点です。消防士は人気職業なので倍率は10倍~20倍以上あるといわれてて合格するだけでも非常に難しい職業といえます。
また警察同様に上下関係が厳しく、夜勤対応があったりと体力的にもハードなので、人間関係や体力的な理由で警察官を辞めようとしている人にとってはあまりオススメの職業とはいえません。
警備員のメリットとデメリット
警備員のメリット
- 警察官時代の経験を活かせる
- 警察官からだと比較的採用されやすい
- 人間関係は警察官よりだいぶ緩い
警備員のメリットは警察官時代の経験を活かせる仕事なのでかなり採用されやすい点です。
また人間関係などは警察官時代にくらべるとだいぶ緩くピリピリしていないため、ゆっくり落ち着いて仕事をしてい人にはオススメの仕事といえます。
警備員のデメリット
- 給料が安い
- 危険な仕事もある
- 夜勤もあり体力的にきつい
一番のデメリットは給料が安い点でしょう。
警備員の平均年収は300万円ほどで、警察官の平均年収700~750万円からすると半分以下になります。
また警察官同様に危険な仕事があったり夜勤で体力的にきつい点もデメリットです。
営業のメリットとデメリット
営業のメリット
- 成果をだせば警察官以上の年収も可能
- コミュニケーション能力が高い人であれば天職の可能性あり
- 未経験からでも比較的採用されやすい
営業のメリットは歩合制の場合、成果をだせれば警察以上の年収も可能な点です。
また営業はどの職種よりもコミュニケーション能力が重要で、対人関係の上手い人にはオススメの天職といえます。
営業は未経験からでも採用されやすい点もメリットの1つですね。
営業のデメリット
- 成果が出せないと給料が低い
- ノルマがあるので結果がでないとプレッシャーになる
- コミュニケーションが苦手だとうまくいかない
営業のデメリットはさきほどのメリットと逆に成果がだせない場合は給料が低くなってしまう点です。
また常に数字として結果がはっきりする仕事なので、売上が悪かったりノルマが達成できない場合はプレッシャーで精神的に厳しくなる可能性もあります。
コミュニケーションが得意な人には向いていますが、苦手な人にとっては苦痛になる可能性があるので注意が必要です。
派遣社員のメリットとデメリット
派遣社員のメリット
- 未経験からでも採用されやすい
- 手に職をつけるにはとても有利
- 勤務環境がかなりホワイト
派遣社員のメリットは未経験からでも採用されやすい点です。
また派遣社員は大手企業に派遣されて、大手企業の中で働くので以下のメリットもあります。
- 働きながら大手企業のスキルやノウハウを身につけられる
- 大手企業で働いていた職歴をつくることができる
- 勤怠管理も大手に準ずるのでサービス残業がなく休みもしっかりとれる

後で説明しますが、そのメリットのおかげで私はその後キャリアアップを果たすことができました!
派遣社員のデメリット
- 給料が安い
- 雇用が不安定である
- 定年まで働けるか不安
派遣社員のデメリットは給料が安い点です。
派遣社員の平均年収は300~350万円ほどで、警察官の平均年収からすると半分程度になります。
また雇用が不安定で不景気になるとリストラのリスクが高まったり、定年まで働ける保証がない点もデメリットですね。
実際に派遣社員だった私の意見は
- 派遣社員は次の転職のステップアップと考える
- 大手企業のスキルと職歴を身につけたら正社員に転職する
こういう作戦で派遣社員になるのであれば、とてもおいしい仕事になるのではないかと思います。
警察官からの転職を有利にするために準備すること
ここでは警察官からの転職を成功させるために準備することを説明します。
- 自分の得意分野から転職先をある程度しぼる
- 資格を取得する
- 転職エージェントに登録しておく
自分の得意分野をもとにある程度の転職先をしぼっておく
まずはあなたの得意分野をもとにある程度転職する業界をしぼっておく必要があります。
なぜなら警察官のスキルは他の仕事で活かせないため、転職の難易度は結構高いです。
転職を始める前にある程度「どの業界に転職したいのか」を明確にしておかないと、転職活動が難しくなってしまう可能性がありますね。
先ほどの各職業のメリット・デメリットを元にあなたの長所や強みに合いそうな転職先をイメージしておきましょう。
資格を取得する
転職を成功させるには「資格を取得しておくこと」はとても重要です。
特に警察官からの転職はほぼ未経験分野への転職となるので資格を取得しておくことで
- 転職先で使えるスキルをもっていること
- 資格を取得できる基礎学力を有していること
- 未経験からでも資格を取得する積極性があること
などを相手企業にアピールすることができます。
私は4回転職していますが特にオススメの資格は以下です。
オススメ資格 | 説明 |
TOEIC | ・ほぼ全ての業界で評価される最強の資格 ・まずはスコア600以上を目指し、700以上だと転職にかなり有利になる(体験談) |
中小企業診断士 | ・難関資格だがその分かなり評価される ・営業や経営コンサルタントを目指すならぜひ取りたい資格 |
日商簿記 | ・経理業界を目指すならぜひ取りたい資格 ・持っているだけで転職が優遇されるケース多い |
二種電気工事士 | ・未経験からでも誰でも受験可能で需要高い ・持っているだけで転職が優遇されるケース多い(電気工事の仕事) ・一種電気工事士があるとなお良い |
基本情報技術者 | ・ITエンジニアを目指すなら必須の資格 ・未経験からでも誰でも受験可能で需要高い |
どれも取得しておくだけで間違いなくプラスに評価される資格なので、自分の希望する業界に近い資格であればなるべく取っておいたほうがよいです。
転職エージェントに登録しておく
転職をはじめるには、まず転職エージェントに登録しておきましょう。
転職エージェントとは転職希望者に対して求人の紹介などをしてくれるサービスです。
具体的には以下のようなサービスを無料でうけることができます。
ココがポイント
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 担当者が面接対策を一緒にしてくれる
- 希望する求人の紹介(優良企業の求人多数あり)
- 企業にあなたの推薦状を送ってくれる
例えば私のオススメの転職エージェントに「リクルートエージェント」がありますが、リクルートエージェントの求人検索をおこなうと以下のような求人をみることができます。
引用元:リクルートエージェント
ご覧のとおり「未経験OK」の求人も多数あります。
特に求人数に関してかなり多いので、自分一人で転職活動するよりずっと効率がよいです!
【体験談】警察官からの転職を有利にするために伝えておきたいこと

・どうやったらうまく転職できるの?
警察官からの転職を成功させるなら転職エージェントは必ず使いましょう。
なぜなら警察官からの転職は活かせるスキルが少なく難易度が高いため、専門アドバイザーによるサポートがないと転職に失敗するリスクが高いからです。

先ほども述べた通り、転職エージェントのサポートを受けておけば、転職に有利ないろんなアドバイスをもらえますよ。

そんな人にはリクルートエージェントがおススメです。
なぜならリクルートエージェントは業界No.1の転職エージェントで、求人数や求人の質が圧倒的に充実しているからです。
参考までに下の図は私の転職回数と年収の推移です。
ご覧の通り、私はリクルートエージェントを利用することで
ココがポイント
- 年収は最大で500万円以上アップ
- 2回目の転職以降は転職する度に年収アップに成功
- ホワイト企業に転職したことで残業時間が激減しプライベートも充実
とキャリアアップを実現することができました。
実際に警察官を辞めると決めていなくても、気軽に相談することができるので、まずは悩みを相談してみましょう。

警察官からのキャリアアップ方法がもっと知りたい方は「警察官からの転職先の最適解」にて詳しく説明しているのでぜひ参考にしてください。
警察官からの転職に有利な職業:まとめ
今回は警察官からの転職に有利な職業について解説しました。
最後にポイントをおさらいします。
ココがポイント
- 警察官からの転職で有利になる強みは「責任感があり礼儀正しい」
- 警察官からの転職で有利になる強みは「体力がある」
- 警察官からの転職で有利になる強みは「精神力や忍耐力がある」
- 警察官からの転職で有利になる強みは「協調性がありチームワークが得意」
- 警察官からの転職で有利になる強みは「社会的に信頼できる」
- 警察官からの転職に有利な職業は「消防士・警備員・営業・派遣社員」
- 得意分野からある程度の転職先をしぼっておく
- 転職前に資格を取得しておく
- 転職エージェントに相談する(まずはリクルートエージェントだけでもOK)
警察官から転職を行う場合は、「警察官ならではの強み」を武器にして転職活動することが成功の近道です。
まずはあなたの長所ややりたいことから「転職する業界」をある程度しぼって、転職エージェントを利用してキャリアアップを目指しましょう。
※私が転職で年収を500万円以上アップすることに成功したのはリクルートエージェントを利用したからです。
求人の質・量とも他社よりかなり充実しているのでまずはリクルートエージェントに相談してみましょう。
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【年収550万アップ】オススメの転職エージェントランキング
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