
警察官の世界ってパワハラとか当たり前なの?
どのくらいパワハラがひどいの?
こんな悩みを解決します。
私は新卒で警察官になりましたが、職場環境になじめずに退職し、現在は民間企業で働いています。
警察時代の実体験も踏まえて、「警察社会ではどのくらいパワハラがあるのか?」について解説していきます。
この記事で分かること
- 警察組織は上下関係が非常に厳しい組織である
- 民間企業では考えられないようなパワハラ・体罰も存在する
- 警察社会に耐えられない場合は転職するのも有効な選択肢
マツローの経歴
- 転職4回で「警察官」「派遣社員」「商社」「大手メーカー」に勤務
- 元ブラック企業の社畜(サビ残100H以上、40時間連続勤務etc…)
- 転職4回で内定10社以上獲得、 転職面接の合格率は90%以上
- 年収は最低300万円(派遣)⇒850万円(大手)で500万円以上UPを経験
- 警察退職後は一切スキルなしだったにも関わらず、30代半ばで年収850万円以上を達成
目次
警察社会はパワハラが多い?
一般的に警察官というと、以下のようなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
一般的な警察官のイメージ
- 身内には甘そう
- 不祥事が多い
- 市民に対する態度が悪い
- パワハラが多そう
一般的な警察官のイメージの中に、「警察はパワハラが多そう」というイメージがありますが、実際に「警察官と民間企業」を経験した私からすると、警察社会は民間企業では考えられない程パワハラが多いです。
これからどのようなパワハラが待っているのかを紹介していきます。
まずは警察学校のパワハラで精神力を鍛えられる
具体的には警察学校入校後は以下のようなイベントが待っています。
警察学校のブラック体験
- 入校早々教官や先輩からの容赦ないパワハラ!
- 体罰が起こることも日常茶飯事!
- きついトレーニングを徹底的に課されしごかれる!
警察学校は警察官に採用された「警察官の卵」が知力・体力・精神力を育成する場所です。
警察学校内では「罵声や恫喝、暴力など」なんでもアリの世界で、民間企業では考えられないような修羅場が待っています(笑)
ただし、一人前の警察官になるためには精神力が必要なため「警察学校ではあえて厳しい環境を作る」ことで「精神的に弱い人には退職してもらう」という意味合いもあります。

晴れて警察学校を卒業した後は、各警察署に配属されて交番勤務を行うことになります。
警察学校卒業して現場に出てもパワハラは続く
具体的なエピソードはこちら
警察署でのブラックエピソード
- 上司達がとにかく厳しい!
- サービス残業な上に拘束時間が長い!
- 長期間張り詰めた職場なので、メンタルが摩耗する!
順に解説していきます。
①上司たちがとにかく厳しい!
交番勤務では一緒に勤務する「巡査部長」が直の上司となり、その上の上司には警察署から交番に指示を送る「警部補」がいて、さらにその上の上司に地域課をまとめる「警部」がいます。
私が配属された警察署ではこのそれぞれの上司がみんな厳しく、特に「警部補」と「警部」の上司が厳しかったですね。
具体的にどのへんが厳しいかというと
- 少しでも変な質問をしたらすごい罵声で叱責される
- 早出して行う掃除の出来が悪いと叱責される
- 仕事の取り組み方が甘いと叱責され、ときに体罰がでることもある
このようなことが日常茶飯事であり、一日の勤務で何回叱責されるか分からないくらい怒られていた気がします。
このパワハラの標的は新人警察官だけでなく、数年先輩の若手警察官にも及びます。
かわいそうな人では、我々後輩を含めたみんなの前で見せしめ的に体罰をされる先輩もいました。

②サービス残業・拘束時間が長い
交番勤務時代の労働環境は以下となっていました。
- 1回の勤務で30時間以上拘束は必須!
- 交番業務が終わったら警察署で雑用!
- 本来は休みの日も“強制出勤(無償)”で月の休みがほとんどない!
私は交番に勤務していたので、交番勤務(24H)を終えるとその後48時間が自由の身になるのですが、交番から警察署に戻ったら雑用を行う必要があり、1回の勤務で30時間以上拘束されるのが普通になっていました。
また本来休みの日も、無償で強制出勤させられていたため、月の休みは2~3日しかない上に残業代は一切付かないという超絶ブラック環境でした。
上司も意図的に雑用を命じてサービス残業させているので、これは職権を乱用した“パワハラ”と言えるのではないでしょうか。
③長期間張り詰めた職場なので、メンタルが摩耗する!
やはり常に緊張して張り詰めた状態で働くと、心身の疲労もハンパないです。
パワハラを受け続けることでメンタル面も摩耗し、結局これらの積み重ねで警察を退職することになりました。
警察官になってよかった点
パワハラ環境に苦しんだ警察官時代でしたが、警察官を経験してよかったと思う点も紹介しておきます。
警察官を経験してよかった点
- 警察学校のつらい訓練を乗り越えたことで体力面で自信が付いた
- 上司からのパワハラを経験したことで精神力が上がった
- 拳銃訓練をしてみたり、逮捕してみたりとレアな経験をすることができた
警察学校のつらい訓練を乗り越えたことで体力面で自信が付いた
体力面で自信が出ると何事にも積極的に行動できるようになり、仕事やプライベート面でもいい影響が出ましたね。
上司からのパワハラを経験したことで精神力が上がった
私は現在までに4回転職を経験していますが、ことパワハラ系では警察時代以上にひどい会社を経験したことはありません。(普通の民間企業ではまずここまでひどいところはそうそうないと思いますが…)
よって苦しい境地になっても「あの警察官時代を経験したのだからこれくらいは大丈夫」と思えるようになり、少々のことでは動じなくなりましたね。
拳銃訓練をしてみたり、逮捕してみたりとレアな経験をすることができた
特に民間企業に転職して、「元警察官」という肩書があると、結構話のネタになって割と早めに人と打ち解けることができます。
警察時代は面白事件などもあったりするので、そういったネタはお客さんとのコミュニケーションでも活かすことができて、仕事がしやすくなりますね!
警察社会のパワハラに耐えられない場合は転職するのもアリ!
なぜなら民間企業なら、警察社会より厳しいパワハラはあり得ないからです。
私もこれまで4度の転職で5社経験していますが、警察以上に厳しい会社は見たことがありません。

こう思う人もいると思いますが、警察官を辞めるても人生をやり直すことは可能です。
実際に私は警察退職後に順調にキャリアアップすることで、年収は300万から850万円と、550万円アップしました。

警察官からの転職にオススメの転職先とは?
警察官からのオススメの転職先は、ズバリ以下の2つを満たす仕事です。
- 今後も需要があって、スキルが身に付く仕事
- 初心者でも始められる仕事
この条件を満たす仕事に就けば、働きながらスキルを磨いていって、より条件のいい会社へキャリアアップすることが可能になります。
候補としては「営業、介護、SE、エンジニア」などいくつかありますが、私がどのように年収をアップさせたのか体験談も含めて「警察官にオススメの転職先の最適解」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
警察官のパワハラ:まとめ
今回は私が警察官のパワハラについて体験談を紹介しました。
ポイントは以下です。
ココがポイント
- 警察社会では民間企業では考えられないほどパワハラが蔓延している
- まずは警察学校でパワハラが待っている
- 現場に出ると警察学校以上に厳しいパワハラが待っている
- 上司からのサービス残業命令で心身を疲弊する
- 仕事中は常に気を張る必要があり、メンタルが徐々に病んでいく
警察社会のパワハラは民間企業では考えられないほど過酷です。
どうしても環境に耐えられない人は、転職して全てをリセットするのも有効な選択肢で、辞めても人生をやり直すことはできます。
一度きりの人生なので、悔いの無い選択をしていただければと思います。
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