
・警察官はうつ病になりやすいの?
・どのような対策法があるの?
こんな悩みを解決します。
私は新卒で警察官に採用されましたが、職場に馴染めずに退職し、現在は大手企業に勤めています。
この記事では“元警察官”の私が、「警察官はうつ病になりやすいのか?」について徹底解説します!
この記事で分かること
- 警察官は高ストレスな仕事である
- 警察官は民間と比べたら圧倒的にブラック(ブラック体験談あり)
- うつ病を回避するための対策法
- 【体験談】うつ病になる前に転職するのも選択肢
☑マツローの経歴

目次
警察官はうつ病になりやすい?
なぜかというと、警察官の仕事は常に高いストレスと隣り合わせになっているからです。
具体的には以下のようなストレスがあります。
- 職場の厳しい人間関係(上下関係)のストレス
- 犯罪者や暴力団関係者と仕事をするストレス
- 常に危険にさらされているストレス
このように普通の会社では考えられないストレスに常にさらされています。
次からは実際に私の体験談も交えて解説します。
【うつ病リスク高!】警察官のブラック体験談
ここでは元警察官の私が感じた、警察官のブラック体験を紹介します。
縦社会なので上下関係が厳しい
上司のいうことは絶対で、例えばどんなに黒いものでも“上司がシロ”と言えば、シロと答えなくてはいけません。
仮に上司の命令や指示に背くようなことをすれば、即刻つぶされて、最悪退職に追い込まれることもありえます。

1回の勤務で30時間以上拘束はあたりまえ
私は交番で勤務していましたが、通常交番の勤務は24時間の3交代制です。
しかし私がいた警察署は、24時間の交番勤務が終わった後も警察署で雑務をする必要があり、1度の勤務で30時間以上拘束されていました。

体罰も普通にある
必ず体罰があるわけではありませんが、上司によっては普通に指導として体罰を行う人もいます。
警察官は体育会系の組織のため、普通の民間企業と比べると圧倒的に怖くて威圧的な人が多いです。

犯罪者相手に仕事をしたり、常に危険と隣り合わせ
犯罪者を相手にしたり、事件の現場に駆け付けたりすると、危険な場面に遭遇することもあります。
危険な場面に遭遇してもいいよう警察官は普段から鍛錬していますが、やはりこういった場面が多くなると気づかないうちに強いストレスを感じることもあります。
【うつ病リスク高!】警察官は民間と比べたら圧倒的にストレスが高い!
私は警察官を辞めてから民間企業で働いているので、警察官と民間企業のどちらが“ストレスが高いか”について比較しました。
警察官 | 民間企業 | |
勤務時間 | 交番だと1度で30時間以上拘束が頻繁にある | 一般的には8~12時間 |
月の残業 | サービス残業100時間超えも… | ホワイト企業だと30時間以内 |
職場の人間関係 | 厳しい人が多くパワハラや体罰も普通にある | 厳しい人もいるが、警察に比べるとかなり少数 |
対人のストレス | 犯罪者や暴力団関係者を相手に仕事をするためストレス高い | 警察に比べるとかなりストレスは低い |
身体の危険 | 常に身体に危険のリスクがある | 業種や職種によっては危険もあるが警察に比べると低い |
このように警察官は特殊な職業なため、一般的な民間企業と比べると圧倒的にストレスが高く、うつ病のリスクも高いと言えるのではないでしょうか。
うつ病になってからでは遅い!自分の身は自分で助けることが大事
というのも、万が一うつ病を発症してしまったら、以前のように働くのは容易ではありません。
私の同僚でも強いストレスを受けた結果うつ病になり、職場復帰できずにそのまま退職した人がいました。
大事なのはうつ病になる前に、早めにケアをすることです。

警察官のうつ病を回避するための対策法
ここではうつ病を回避するための対策について紹介します。
ココがポイント
- 休職制度を利用する
- 他の仕事に転職する
うつ病を回避するための対策としては上記の2つがあります。
①休職制度を利用する
警察官もメンタル的な原因で勤務することが難しいと判断された場合は、休職することができます。
一般的に公務員の休職制度は3年間は休職することが可能で、減額されますが給料も保証されます。
また休職から復帰する際に、職務の特性上どうしても復帰することが困難な場合は部署を配置転換してもらうこともできるので、無理をせず早めにケアをするようにしましょう。
②他の仕事に転職する
休職をしてもどうしても職場復帰が難しい場合は“転職を検討すること”も選択肢のひとつです。

このような不安を持つ人もいると思いますが、計画的に取り組めば“警察をやめて他の仕事に就くこと”は可能です。
実際に私も警察退職後は何のスキルも持っていない状態でしたが、計画的にキャリアアップしたことで現在は大手企業に勤めています。
詳しくは“警察官からの転職の最適解”で解説しているのでぜひ参考にしてください。
警察官はうつ病になりやすい?:まとめ
今回は警察官はうつ病になりやすいのか?について解説しました。
ポイントをおさらいしておきます。
ココがポイント
- 警察官は他の仕事に比べストレスが高く、うつ病のリスクが高い
- 職務の特性上、人間関係や対人関係でストレスが高い
- 普段の仕事から、常に危険と隣り合わせである
- うつ病になる前に、休職制度や転職を検討することが大切
うつ病になってしまってからは、社会復帰するのは簡単ではありません。
責任感の強い人ほど知らないうちにメンタルを疲弊している可能性があるので、決して無理をせず心のケアを優先するようにしてください。
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