
・ずっと派遣を続けることのリスクは?
こんな悩みを解決します。
最近は一般的になってきた派遣社員ですが、気楽なイメージがある反面派遣社員を続けるにはいくつかのリスクを伴います。
実際に私は新卒の公務員退職後に派遣社員として数年働いていましたが、一生派遣社員を続けることに結構不安を感じていました…
この記事では
- 一生派遣を続けることのリスクとは?
- 派遣社員が年収をあげる方法
について解説します。
このままずっと派遣社員を続けようか悩んでいる人はぜひ参考にしてください!
☑マツローの経歴
目次
一生派遣社員でいるのは様々なリスクがある
派遣社員といえば「給料は安いけど自由度の高い仕事」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、一生派遣社員を続けるにはいくつものリスクが存在します。
後で後悔しないためにも、まずはそんなリスクについて解説します。
不景気になったら真っ先にクビになる
1つめのリスクは不景気になったら真っ先にクビになることです。
私は新卒の警察官を辞めた後に派遣社員として働いていましたが、運悪くリーマンショックが発生しました。
その時は一斉に派遣先の仕事が無くなり、多くの同僚が派遣会社から容赦ない派遣切りをされてしまいました。
このように不景気になるとまず一番に雇用を失うのは派遣社員です。

ある程度の年齢になると採用されにくくなる
2つめのリスクはある程度の年齢になると次の派遣先に採用されにくくなることです。
派遣社員として派遣先で働くのは3年間と期限が決まっていて、3年経過したら別の場所で働く必要があります。
一生派遣社員として働くには3年ごとに新たな派遣先を見つける必要がありますが、よほど有益なスキルをもっていない限りはある程度の年齢になると派遣先が決まりにくくなります。
派遣先の企業も派遣社員には一時的な仕事のサポートを期待していることが多く、時給が高い年配の人よりも時給の安い若い人を採用したほうがコストメリットがあるのは歴然ですよね。
こちらは実際に派遣先が決まらなかったという方のツイートです。
36歳の時、年上の派遣仲間が言っていた。
「40歳過ぎると派遣先が決まらない」
この時は人ごとだと思ってた。
どこか自分に自信があったから。40代になって、あの言葉が現実になった。
悔しかった。。。
だから、年齢で評価されない世界に行こうと決めた。
そして今年、フリーランスになりました😌— まゆりん*40代がノマドになるまでの過程を発信 (@mayurin_web) May 26, 2021
あああああ仕事決まらん。。。
派遣会社で選考中になっても決まらない。。。
コロナやし、年齢的なものもあるなぁ。。。慌てず失業保険もらうか。
— ぴょん吉 (@011111San) September 10, 2020
ある程度の年齢になると派遣先を決めること自体が難しくなってくるので十分注意しておきましょう。
婚姻率は正社員より低い
3つめのリスクは婚姻率が正社員に比べて低いことです。
下のグラフは正社員(正規就業者)と非正規就業者の未婚率です。
引用元:労働政策研究・研修機構
グラフを見ての通り男性に関しては正社員と非正規就業者の未婚率に大きな差が出ていますね。
一生結婚するつもりはないという人であれば気にならないかもしれませんが、将来家庭を持ちたいと考えている男性にとっては一生派遣社員でい続けるのは結婚のチャンスを逃すというリスクがあることを理解しておきましょう。
一生派遣社員でいることのメリット
これまで一生派遣社員を続けることのリスクについて解説しましたが、一生派遣社員でいることのメリットも紹介しておきます。
自分の好きなように働ける
1つ目のメリットは自分の好きなように働ける点です。
派遣社員は正社員に比べると職場を変えるハードルが低いため、仮に派遣先の環境や人間関係が合わない場合などは簡単に派遣先を変えることができます。
また正社員に比べると残業も少なく休みも取りやすいため、自分の好きなように働けるという点はメリットといえますね。
正社員に比べ仕事の責任が少ない
2つめのメリットは正社員に比べ仕事の責任が少ない点です。
派遣社員はどちらかというと正社員の仕事のサポートや雑用をやることが多いため、仕事に対する責任は正社員ほど求められません。

一生派遣社員でいることのデメリット
一方で一生派遣社員を続けることのデメリットも解説しておきます。
生涯年収が低い
一生派遣社員で働いた場合、生涯年収が正社員より低くなります。
正社員と非正規雇用の生涯年収は以下のとおり
- 正社員の生涯年収:1億4,177万円
- 非正規雇用の生涯年収:9,053万円
非正規雇用だと正社員に比べ生涯年収は5000万円以上低く、正社員は非正規雇用の1.5倍以上の生涯年収になっています。

病気になると収入がなくなる
ただでさえ年収の低い派遣社員ですが、病気などで休むと給料がもらえなくなります。
正社員であれば病気で長期入院になっても有給の他に傷病休暇があり、休んでいても一定の給料が保障されています。

病気になると収入がなくなる点もデメリットといえるでしょう。
ローンの審査に通りにくい
派遣社員だとローンの審査に通りにくいのもデメリットです。
派遣社員はクレジットカードやローンの審査が厳しく、クレジットカード1枚を作るのも苦労することがあります。
以下は実際にローンが通らずに悩んでいる方のツイート
マイカーローンの申請しに行ったら派遣社員だからって理由で申請が通らないかもしれないと言われました。源泉徴収票持って明日(というか今日)再トライです
マイカーローンの申請がこんなに面倒だとは思わなかった…
申請が通らなかったら父親頼みです(でも、父親の年齢がネックらしいけど)— もけもけ (@eternal10730) December 28, 2020
派遣社員は住宅ローンは組めないと。借り入れの審査が通らないとか。賃貸しかないらしい。残念!
— 優美 (@yumifullmoon) August 1, 2010
このようにローンの審査に通りにくいという点も結構大きなデメリットですね。
派遣社員が収入を上げる3つの方法
一生派遣社員として働くには収入面で不安があります。
ここでは派遣社員が収入を上げる方法について解説します。
方法1:条件のよい派遣先で働く
まずは条件のよい派遣先で働くことです。
同じ能力の人でも派遣先企業や職種によって給料に差があります。
できれば少しでも高い給料の派遣先で働きたいですよね?
そんなときは以下の2つを試してみましょう。
- 今の派遣元会社に時給のいい派遣先を紹介してもらう
- 他の派遣会社に相談して時給のいい派遣先を紹介してもらう
まずは今の派遣元会社の営業担当者にもっと時給にいい派遣先を紹介してもらえないか相談してみましょう。
今の派遣元では時給のいい派遣先を紹介してもらえないようであれば、他の派遣会社から派遣先を紹介してもらうのも有効な選択肢です。
なお時給が高い派遣先を探したい場合はリクナビ派遣をオススメします。
リクナビ派遣は大手の派遣サイトなので求人数が多く、全国各地に対応しているのが特徴です。
>>あなたらしい派遣のお仕事探しなら【リクナビ派遣】byリクルート
方法2:副業で稼ぐ
一生派遣社員として働くつもりの人は副業で稼ぐのも有効です。
これまで解説したとおり、一生派遣社員の収入だけで生活していくのは難易度が高いですが、副業で収入を得ることができれば人生のハードルはグッと下がります。
特に最近は世間的に副業が解禁されていて、多くの人が副業を始めて稼いでいますよ。
特にオススメな副業としては以下です。
- せどり
- webライター
- ブログ運営

初心者におすすめの副業5選についてまとめているのでぜひ参考にしてください。

方法3:派遣先でスキルを身につけ正社員に転職する
派遣社員が年収を上げる手段として正社員に転職することもオススメです。


ちなみに私が派遣社員から正社員に転職できたのは以下を意識していたからです。
ココがポイント
- 大手企業で専門スキルを身につけ市場価値を高める
- 大手企業での勤務経験を次の転職時にアピールする
大手企業はその業界ではトップクラスのノウハウを持っており、派遣社員といえど積極的に大手企業のノウハウや専門スキルを身に着けることで自身の市場価値を高めることができます!
また大手企業では仕事の進め方や業務マニュアルが洗練されていて、そういった環境で働いた経験自体が正社員への転職を目指すときに結構評価されました。

正社員を目指すなら転職エージェントに相談する
派遣社員から正社員を目指すには転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントに相談すれば
ココがポイント
- 独自の非公開求人を紹介してもらえる
- 職務履歴書の添削や面接の練習
- 年収交渉を代理で実施してもらえる
などのサポートを無料でうけることができるからです。

そんな人にはリクルートエージェントをオススメします。
なぜならリクルートエージェントは業界No.1の転職エージェントで、担当者のサポートや求人数などがとても充実しているからです。
下の図は私の転職回数と年収の推移です。
ご覧のとおり、リクルートエージェントをメインで利用することで以下を実現しました。
ココがポイント
- 派遣社員から正社員に転職成功して年収アップ
- 年収は最大で550万円以上アップ
- ホワイト企業に転職し残業は月10時間程度
大手企業に派遣されている人は、大手企業での勤務経験が他の民間企業からすると思わぬ高評価をしてもらえることがあるので、まずはリクルートエージェントに相談してみましょう!
派遣社員から正社員になる人の特徴は?
ここでは派遣社員から正社員になる人の特徴を紹介しておきます。
実際に私自身や正社員に転職した同僚の経験談を交えているのでぜひ参考にしてください。
行動力がある
まずは行動力がある人です。
例え正社員になれるだけの経歴やスキルがある人でも行動力が伴わなければ転職は成功しません。
逆に行動力があれば少々スキルや経歴が乏しくても正社員に転職成功している人は多くいます。

まずは行動力を意識しましょう。
コミュニケーション能力がある
職場でコミュニケーションを取るのがうまい人も転職に成功しやすいです。
特に派遣社員の場合は、職場の人とよいコミュニケーションが築けていれば、派遣先で正社員登用されやすかったり、取引先企業に引き抜かれる人も多くいます。
派遣先の環境が合わないと思う人もいるかもしれませんが、派遣先でうまくコミュニケーションが取れれば強力な武器になるので、円滑なコミュニケーションを取るよう意識しましょう。
なお円滑なコミュニケーションを取る上で一番大切なのは誠意をもって自分の担当業務に取り組むことです。
どんな雑用であろうと一生懸命仕事をしていれば必ず派遣先の上司からも評価されるようになりますよね?
いまの派遣先でうまくコミュニケーションが取れてない人はまずは自分の仕事を誠意をもってしっかりこなすことから意識してみましょう。
一生派遣社員は無理?:まとめ
この記事では一生派遣社員を続ける場合のリスクと解決策について解説しました。
最後にポイントをおさらいします。
ココがポイント
- 一生派遣のリスク1:不景気になると真っ先にクビになる
- 一生派遣のリスク2:ある程度の年齢になると採用されにくくなる
- 一生派遣のリスク3:婚姻率が正社員より低い
- 派遣のメリット1:自分の好きなように働ける
- 派遣のメリット2:正社員に比べ仕事の責任が少ない
- 派遣のデメリット1:生涯年収が低い
- 派遣のデメリット2:病気になると収入がなくなる
- 派遣のデメリット3:ローンの審査が通りにくい
- 派遣社員が収入をあげる方法1:条件のよい派遣先で働く
- 派遣社員が収入をあげる方法2:副業で稼ぐ
- 派遣社員が収入をあげる方法3:派遣先でスキルを身につけ正社員に転職する
- 派遣から正社員になる人の特徴1:行動力がある
- 派遣から正社員になる人の特徴2:コミュニケーション能力がある
派遣社員は比較的仕事の自由度が高く気楽に働ける反面、一生続けるにはいくつものリスクが存在することも事実です。
特に歳をとってから派遣先が決まらないケースは、他の方法でリカバリーすることが難しく後悔した頃には手遅れになることも十分考えられます。
後で後悔しないためにも、今のうちから取れる対策を少しずつ準備するようにしましょう。
※私が転職で年収を500万円以上アップすることに成功したのはリクルートエージェントを利用したからです。
求人の質・量とも他社よりかなり充実しているのでまずはリクルートエージェントに相談してみましょう。