
・TOEICは転職で有利というけど何点あればいいの?
・本当にTOEICがあれば転職に成功するの?
こんな疑問を解消します。
私はこれまで4回転職を経験していますが、TOEICのスコア760まで上げることで優良企業に転職することができました。
具体的には、「TOEICのスコアがない」ときは派遣社員でしたが、現在は大手企業に転職し年収も最大で500万円以上アップしています。
今回はTOEICのスコアがもたらす“転職の優位性”について検証してみます。
「転職で有利になるTOEICスコアがどのくらいか」知りたい人はぜひ最後まで読んでください。
この記事で分かること
- TOEICは社会人にとって重要な資格である
- 転職で有利になるTOEICのスコアとは?
- TOEICを武器に大手企業に転職成功した体験談
- TOEICのスコアを上げる方法
マツローの経歴
- 転職4回で「警察官」「派遣社員」「商社」「大手メーカー」に勤務
- 元ブラック企業の社畜(サビ残100H以上、40時間連続勤務etc…)
- 転職4回で内定10社以上獲得、 転職面接の合格率は90%以上
- 年収は最低300万円(派遣)⇒850万円(大手)で500万円以上UPを経験
- 警察退職後は一切スキルなしだったにも関わらず、30代半ばで年収850万円以上を達成
目次
TOEICとは?
TOEICとはどんな試験?
TOEIC(トーイック)とは「Test of English for International Communication」の略で日本語に直すと“国際コミュニケーション英語能力テスト”でアメリカの教育試験サービス(ETS)が行っているテストのことです。
TOEICには数種類あり、特に有名なのが「Listening & Reading Test」と呼ばれる「聞き取り問題」と「読解問題」から構成されるテストです。
試験自体は全国各地(約80都市)で年に10回実施され、テストに合格/不合格の基準はなく10点~990点満点のスコアで結果が出るようになっています。
ちなみにTOEICを受験すると以下のような証明書が送られてきます。
各スコアとコミュニケーション能力について
TOEICの公式ホームページにて、「各スコアと関連するコミュニケーション能力」について記載があり、以下のようになっています。
レベル | TOEICスコア | 評価 |
A | 860 以上 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
B | 730 以上 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
C | 470 以上 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる |
D | 220 以上 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
E | 220 未満 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
なぜTOEICは就職・転職に有利といわれるのか?
TOEICでいいスコアを取ることは社会人にとって重要です。
なぜなら世の中のグローバル化が進んでおり、今後も英語能力がより一層求められるからです。
具体的には大手企業を中心にTOEICスコアを以下のような場面で利用しています。
- 大手企業では昇進時にTOEICスコアを求めている
- 大手企業では採用時にTOEICスコアを求めている
次からは詳しく解説していきます。
大手企業では昇進時にTOEICスコアを求めている
TOEICスコアを昇進の条件にしている会社は大手企業を中心に増えてきています。
例えば私が実際に勤務したことのある会社の、昇進に必要なスコアは以下です。
- 大手自動車メーカー: 主任の条件にTOEIC600以上
- 大手機械メーカー: 主任の条件TOEIC450以上、管理職の条件TOEIC600以上
このように既に大手企業では昇進の条件にTOEICのスコアを義務付けている企業が多数あり、今後もこの流れはより加速するでしょう。
大手企業では採用時にTOEICスコアを求めている
採用においても、大手企業を中心にTOEICのスコアを求めています。
有名企業では以下のような条件があります。
ココに注意
- 楽天:
入社時にTOEIC800以上 - ソフトバンク:
新卒採用TOEIC730以上 - ファーストリテイリング:
新卒採用TOEIC700以上 - アサヒビール:
新卒採用TOEIC650以上
採用の段階からTOEICスコアで選考の足切りをしている企業が多数存在します。

「TOEICが転職に有利」と感じた転職体験談
ここでは私がTOEICスコアを利用して、どのように転職していったのかを紹介します。
マツローの「TOEICスコア×転職推移」の関係
下のグラフはこれまでの私の4度の「転職回数」と「TOEICスコア」を示しています。
グラフから見えてくることは以下です。
- 「TOEICスコアなし」のときは転職して年収ダウン
- TOEICのスコアを取得することで、転職に成功して年収アップ
- TOEICのスコアが上がるにつれて、転職時の年収も大きくなっている
これはまさに「TOEICスコアの転職優位性」を自ら実証した結果となりました。
転職で有利になるTOEICのスコアは?
ここでは実際に私がこれまで4度の転職で感じた「転職で有利になるTOEICのスコア」についてまとめます。
※ただし業界や職種によって求められるスコアも変動があるので、大体の目安として見てもらえれば幸いです。
職種 | 評価されるスコア | 補足 |
新卒 (理系メーカー希望) | TOEIC600以上 | |
新卒 (文系総合職希望) | TOEIC650 (出来れば700)以上 | |
中途 (エンジニア希望) | TOEIC700 (出来れば750)以上 | (プラス)年齢に見合った実務の知識・経験があること |
中途 (営業職希望) | TOEIC750 (出来れば800)以上 | (プラス)年齢に見合った実務の知識・経験があること |
中途 (英語専門職希望) | TOEIC900以上 | (プラス)募集職種に該当するある程度の実務経験があること |
上の表が大体わたしが転職してみて感じた「評価されるTOEICスコア」の目安です。
また補足に書いていますが、転職時に注意したいのが「中途採用はTOEICのスコアだけがあれば転職に成功するわけではない」ということです。
基本的に中途採用は“即戦力”を求められるため、TOEICスコアだけでなく「年齢に見合った業務スキル」も大切です。
ただしTOEICスキルがあれば、転職時に有利に働くことには変わりはありません。

注意ポイント
TOEICスコアが600未満の場合は、逆に“英語が苦手”という逆アピールになりかねないので、600以上取るまでは履歴書などには記載しないほうがよいです。
TOEICが転職に有利な2つの理由
ここではな「TOEICが転職に有利な理由」について解説します。
転職経緯で説明したように、転職する際にTOEICのスコアがあれば有利に働きます。
なぜTOEICスコアがあると転職に有利になるのか考えてみました。
- 日本人は英語が苦手な人が多い
- 世の中のグローバル化がより加速している
①日本人は英語が苦手な人が多い
まず第一に「日本人は英語が苦手な人が多い」ということがあります。
私はエンジニアとして大手企業に勤めていますが、周りの社員は一流大学卒のエリートが多いです。
しかしTOEICのスコアだけで見ると、私は上位に位置します。
特に理系のエンジニアは顕著ですが、一流の大学を出ている人でも英語が苦手な人が多くTOEICのスコアはそんなに高くありません。
つまりに日本人は総じて英語が苦手な人が多く、そこに転職組にとってチャンスがあるということです。
②世の中のグローバル化がより加速している
世の中のグローバル化が加速していることもTOEICの価値を高めています。
日系企業の多くは国内だけでなく海外に顧客を抱えています。
海外の顧客や事業体と仕事をする際にどうしても英語でのテレビ会議などが必要となり、英語が話せる人の希少価値がより高まっているのです。

TOEICのスコアを上げる2つの方法
TOEICのスコアを効率よく上げる2つの方法を解説します。
- TOEIC公式問題集を何度も解く
- オンライン英会話を利用してリスニング力を上げる
①TOEIC公式問題集を何度も解く
まずは「TOEIC公式問題集」を何度も解くことが、スコアを上げる一番の近道です。
公式問題集の特徴は以下です。
- TOEICテストの開発機関が発行していて、本番さながらの試験を受けることができる
- 本番のテストと同じ公式スピーカーによるリスニングを採用
- 解答で大体のスコアの目安を知ることができる

一番のメリットは実際のテスト開発機関が発行しているので、本番さながらのクオリティーを体感することができる点です。
私も繰り返し問題集を解くことで本番のテスト結果もどんどん上がっていきました。
オンライン英会話でリスニング力を磨く
TOEICのL&Rテストは「リスニング(聞き取り)とリーディング(読解)」の試験に分かれますが、すぐに点数を上げやすいのはリスニング試験の方です。
なぜかというとリーディング(読解)試験は難易度が高くなかなか点数を稼げないからです。
その証拠にリスニング試験とリーディング試験の平均スコア(2020年1月試験)を比べると、
- リスニング(聞き取り)試験の平均スコア(満点495):320.6
- リーディング(読解)試験の平均スコア(満点495):260.6
となっておりリーディング試験の方が難しいのは一目瞭然ですね。
逆にリスニング試験は、ある程度耳が慣れると比較的簡単にスコアを上げることが出来ます。
リスニング力を向上させるのにオススメなのがDMM英会話で、私も実際に利用しながらTOEICのスコアを上げました。
DMM英会話の特徴は
ココがポイント
- オンライン英会話のサービス評価 業界No.1
- お試しで無料体験レッスン可能
- 一日1レッスンで月6,480円と、駅前留学に比べて圧倒的にお値打ち
- 講師は自分の好きな講師を自由に選んでレッスンすることができる
- 24時間受講可能なので仕事終わりでも簡単に受講可能
- TOEIC対策用のレッスンも受講可能
私もずっとDMM英会話を利用していますが、自分の好きな時間を選べて講師も自由に選択できるので非常に使い勝手が良かったですね。

リスニング力を上げながら、趣味の話で盛り上がったりもするので
- リスニング力の向上
- スピーキング力の向上
- 英語勉強の息抜き
など、楽しみながらTOEICスコアもあげることができ、様々な面でプラスの効果がありました。
TOEICスコアを上げたら転職エージェントを活用する
TOEICのスコアを上げたら、転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。
転職エージェントとは転職希望者に対して求人情報を無料で紹介してくれる会社のことです。
専門の担当アドバイザーが付いて、あなたの転職活動を色々とサポートしてもらえます。
具体的に転職エージェントを使うことで以下のようなサービスを無料で受けることが出来ます。
- 自分の希望条件にマッチした優良求人を紹介してもらえる
- TOEICを武器に外資系企業の案件も紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削、面接の練習をしてもらえる
- 転職で不安な点は何でも相談に乗ってもらえる
- 自分ではし難い企業との年収交渉も代理でしてくれる

こんな豊富なサービスが全て無料!
すぐに利用しないともったいない!
オススメの転職エージェント紹介
求人数 | 高年収求人 | 外資系求人 | 担当者のサポート | |
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | |
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | |
〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
上記3つは特に私がオススメする転職エージェントで、どのエージェントも独自の強みを持っています。
特に優れている点は
リクルートエージェント:
大手や外資系企業を含め求人数が多く、年収アップが狙いやすいdoda:
求人数が多く、doda独自の非公開求人も多数ありパソナキャリア:
求人数は上記2社に劣るが、専門のアドバイザーのサポートが手厚く、転職初心者にかなりオススメ
どのエージェントも独自の強みが異なるので、複数のエージェントに登録して互いの利点をうまく活用しましょう。
5分で登録可能!
転職で有利になるTOEICスコア:まとめ
今回はTOEICスコアが転職に有利なのかについて解説してきました。
解説してきたように、TOEICのスコアを上げることは転職を有利に進めるうえで非常に重要です。
実際に私も「TOEICスコアなし」のときは派遣社員でしたが、その後スコアを上げることで大手企業に転職成功し年収を500万円以上あげるなど人生を変える事ができました。
特に日本人は英語が苦手な人が多いため、いまからでもTOEIC学習を行うと、必ずあなたにとってメリットになります。
転職で人生を好転させたい人は、ぜひTOEIC学習に力を入れてみてはいかがでしょうか。
※転職を検討中の方にオススメの記事
-
転職を繰り返した結果は2パターンある!次を最後の転職にするための解決策
続きを見る