
・警察学校って運動が厳しいの?
・どのくらい体力がないとやっていけないの?
こんな悩みを解消します。
警察学校で生活していく上でどの程度の体力が必要なのかは誰しも気になりますよね?
そこでこの記事では、警察学校ではどれくらい体力が必要なのかについて、元警察官の私の経験談も交えて解説していきます。
この記事で分かること
- 警察学校でやっていくにはどれくらい体力が必要か
- 警察学校でのトレーニング内容(序盤、中盤、終盤)
- 元警察官の筆者が、どのくらい体力が必要か具体的を紹介
マツローの経歴
- 転職4回で「警察官」「派遣社員」「商社」「大手メーカー」に勤務
- 元ブラック企業の社畜(サビ残100H以上、40時間連続勤務etc…)
- 転職4回で内定10社以上獲得、 転職面接の合格率は90%以上
- 年収は最低300万円(派遣)⇒850万円(大手)で500万円以上UPを経験
- 警察退職後は一切スキルなしだったにも関わらず、30代半ばで年収850万円以上を達成
こちらの動画でもアニメーションで分かりやすく解説しています!
目次
警察学校は知力・体力・精神力を身に着ける場所
警察学校とは、地方公務員の警察官採用試験に合格した人が、警察官として現場に出る前に「必要最低限の知識・体力・精神力を身に着ける場所」です。
採用された地方警察官は全員この学校に入校し全寮制の中で生活していくことになります。

警察学校は訓練とか厳しそう…
どのくらい体力が必要なの?
警察学校ではどのような訓練が行われるのか?どれくらい体力があればやっていけるのか?についてこれから詳しく解説していきます。
-
【体験談】警察学校の生徒の成績・順位はどうやって決まるかについて解説!
続きを見る
警察学校は体力がないとやっていけないのか
「警察学校は体力がないとやっていけないか?」ですが
私自身警察官に採用される前の運動能力は平均くらいでしたが、入校前にある程度基礎体力を上げていてので、何とか警察学校の生活を乗り切ることが出来ました。
では次に警察学校では具体的にどんなトレーニングをするのか述べていきたいと思います。
警察学校でのトレーニング内容(入校直後)
警察学校に入校した直後は“特別期間”というものがあり、積極的にトレーニングを課せられます。
この特別機関は1か月程続くのですが、基本的には夕方授業後に生徒全員でグラウンドで筋トレをしたり、ランニングしたりをすることになります。この時期は先輩から容赦ない指導を受けながらずっとランニングをすることになるため、「持久力」に加えて「精神力」も必要になる期間ですね。
指導期間中は教官や先輩から厳しく接されるため、メンタル面で挫折する人も結構いて、警察学校を辞める人は大体この時期に去っていく人が多かったような気がします。
警察学校でのトレーニング内容(中盤)
特別期間も警察学校では毎日授業を行いますが、授業の中に何回かは必ず体を動かす授業が入っています。
行う運動としては以下のものがあります。
- 柔道、剣道
- 逮捕術
- 筋力トレーニング
- ランニング
私が個人的にやっかいだと思ったのは「逮捕術」ですね。逮捕術とは犯人を制圧するために警察官が身に着ける武道で、組手や打撃等があります。
技の実演指導などで、たまに「先生に技をかけられる役」になるときがあるのですが、そのときははっきり言って「めちゃめちゃ痛い」です…
指導していただく先生もその道のプロの方なので容赦なく技をかけてくるため、そのときばかりは歯を食いしばって耐えるしかなかったですね。
ただこの辺になると入校して数か月経過しているため、自然と体力も付いていき、体力的にきついと感じることはあまりありませんでした。
警察学校でのトレーニング内容(終盤)
終盤になってくると通常のトレーニングは大分楽に感じるようになってきますが、終盤になると「警備実施」という授業が行われます。
これは一日かけて屋外で警備訓練を行うのですが、機動隊員が身に着けるような装備に盾を持ったまま一日中運動しなくてはなりません。
装備や盾はそれなりに重量があるため、普通に歩くだけでも疲れますが、この装備のまま長時間ひたすら走ったりする必要があるため、中には脱水症状で倒れたりする人も何名かいました。
私がいた警察学校ではおそらくこの「警備実施」が一番体力的にきついイベントだったように思います。
厳しい警察学校を乗りくるにはどのくらい体力が必要か
今回は警察学校で生活する上でどのくらいの体力が必要なのかについて書いてきました。
まず一番欲しいのは持久力
なぜならある程度の持久力があると、最悪クラスの落ちこぼれになる心配はないからです。
ちなみに持久力はどの程度必要かですが、当時の私目線の体力は大体以下の通りです。
メモ
- 1500m走:5分30秒程度
- 5000m走:22分程度
- シャトルラン:110回程度
- ハーフマラソン:1時間40分程度
この体力は警察学校の中では、「中の上」くらいだと思いますが、入校前の時点でこれくらいの体力があれば、体力的にはそこまできついと感じることはないのではないかと思います。
筋トレも絶対やっておく必要がある
警察学校の訓練の大部分は「ひたすら走るか」、「ひたすら筋トレするか」の二択と言っていいです。
これらが苦手だと以下のような事態に繋がることが懸念されますね。
長距離走が苦手
警備実施でクラスの集団から遅れ周りに迷惑をこうむる
↓
他生徒に迷惑をかけてマイナス印象を与えてしまう
筋トレが苦手
サーキットトレーニングでクラスメイトから置いていかれる
↓
教官や総代に目を付けられ居残りトレーニングを課される
↓
試験勉強する時間も居残りトレをすることになり、勉強面でも遅れを取る
なお警察学校の生活をイージーモードにする秘訣は以下です。
- 極力周りのクラスメイトの足を引っ張らないようにする
- 学校の試験で上位の成績を収める
この2つが出来ていれば、教官やクラスメイトも一目置くようになりますが、逆に出来ないと結構ハードモードです。
ですので筋トレについても警察学校に入校する前に積極的に行って基礎体力を上げておくことがとても重要になります。
※なお自宅で簡単に筋トレをしたい方は簡単に重量を可変できるダンベル「MotionsFit」がオススメです!
MotionsFit(モーションズフィット)|【正規品】NÜOBELL ダンベルの販売
※スマホでどこでも簡単にオンラインで運動するなら「LEAN BODY」
⇒スマホで簡単にどこでもフィットネス「LEAN BODY」
警察学校ではどのくらい体力がいるのか:まとめ
今回は警察学校の訓練を乗り切るための体力について解説してきました。
どのくらい体力がいるか再度おさらいしておきます。
持久走の目安
- 1500m走:5分30秒程度
- 5000m走:22分程度
- シャトルラン:110回程度
- ハーフマラソン:1時間40分程度
また実際に経験して感じたポイントは以下です。
ココがポイント
- バリバリの体力がなくても、ある程度の体力があればやっていける
- 最初の1か月間は特に厳しい
- 中盤以降になると体力的に厳しく感じることは少なくなる
- 終盤にある“警備実施”が体力的には一番きつい
- 持久走と筋トレは必ず入校前からやっておいた方がいい
- 体力面で後れを取ると、学校生活は一気にハードモード
警察学校の生活は、体力とは別に「メンタル的」な強さも必要となってくるのですが、その話は別の機会で記事にしたいと思います。
警察官を目指していらっしゃる方はぜひ参考にしてみてください。
※こんな記事も書いています。
-
【実体験】警察学校内の生活
続きを見る
-
元警察官が警察学校の一日について紹介します
続きを見る
-
警察学校で拳銃の訓練は行われるのかについて解説
続きを見る
-
【体験談】警察学校内のスクールカースト制度について考えてみた。
続きを見る