
・警察学校の成績ってどうやって決まるの?
・警察学校の成績は、どんな影響があるの?
こんな疑問を解消します。
警察学校で生活していると、「生徒の評価」や「順位の決め方」が気にまりますよね?
警察学校とは警察官採用試験に合格した警察官の卵が「警察官に必要な知識や体力を訓練する場所」ですが、生徒たちの「成績や評価・順位」などは、数字として事細かに順位付けされるようになっています。
この記事で分かること
- 警察学校の生徒の評価や成績、順位付けについて
- 学校生活では主に3回の試験が行われる
- 1点の違い、1つの順位で警察学校生活の難易度が変わることもある
- 卒業試験は「学科+実技」の総合点で評価される
マツローの経歴
- 転職4回で「警察官」「派遣社員」「商社」「大手メーカー」に勤務
- 元ブラック企業の社畜(サビ残100H以上、40時間連続勤務etc…)
- 転職4回で内定10社以上獲得、 転職面接の合格率は90%以上
- 年収は最低300万円(派遣)⇒850万円(大手)で500万円以上UPを経験
- 警察退職後は一切スキルなしだったにも関わらず、30代半ばで年収850万円以上を達成

目次
警察学校生の評価は試験の成績で決まる!
警察学校の生徒は、試験の結果ですべてを評価されます。
まず警察学校に入校すると、すぐに全体で試験が実施されます。
なお試験内容は普段の授業で学ぶ教科で、主に法律関係(刑法、刑事訴訟法、憲法、警察法etc...)の教科や交通、地域等の教科です。
私が在籍していた警察学校の試験は大きく分けて3回ありましたが(入校直後、中間試験、卒業試験の3回)、これらの試験結果によって生徒の評価が決められていました。
テストの点というのは明確な数字が出てしまうため、生徒一人ひとりの評価がはっきりと出てしまいます。
テストの成績で警察学校内の難易度がかなり変わる!
警察学校の生活は、テストの成績次第で難易度が大きく変わります。
私がいた学校ではテストの結果に応じてクラスの席順が決められるシステムになっており、成績TOPの人から後ろの席になっていき、成績下位者になるにつれて前の席に座るようになっていました。
こうすることで、
という構図が出来てしまうんですね…
逆に席が後ろの方になってくるほど、生徒内でも

と一目置かれるようになり、他にも成績が優秀か悪いかの違いで各教官の印象度もかなり変わってきます。
極端なことを言うと、「成績TOPのA君」と「成績最下位のB君」が同じようなミスをしてしまったとしても、
- A君は「怖い教官」からでもそこまで怒られることはありません。
- 逆にB君の場合は怒涛のように怒られることになるんですね(^^;)…
この席順が後ろなのか前なのかで、警察学校内での生活がイージーモードになるかハードモードになるか変わってくるため、試験の成績はまさに“天国と地獄”ほどの違いがあります。
また警察学校の各クラスには学級委員長のような「総代」と呼ばれる人が1名います。
その他「副総代」や各班の「班長」と呼ばれるポストの人たちがいるのですが、この人たちは入校直後に行われる試験の成績上位者が中心に選ばれていました。
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警察学校の卒業試験の成績は「学科と実技」の両方で評価される!
このような環境で警察学校生活を送っていきますが、最後に卒業試験というテストが行われます。
この卒業試験はこれまで授業で学んできた各学科の試験と、実技(柔剣道、逮捕術)などの試験の結果の総合得点で評価されます。
これまで行われていた「入校直後の試験」と「中間試験」は学科の成績だけで評価されてされてきまいましたが、最後の卒業試験は集大成として「学科+実技」の総合評価になるんですね。
卒業試験自体は卒業前に行われるため、試験結果自体は学校内での生活にはそれほど影響することはありませんが、卒業試験の結果は卒業後に現場に配属される際の参考資料になるんですね。
もちろん成績TOPの人は、“警察学校主席”という目で期待されて、配属される警察署もエリート路線の警察署になるようになっていました。
「学科と実技」はどちらが警察学校の成績に影響するか?
卒業試験は「学科」と「実技」の総合評価と書きましたが、

こう思った人もいると思います。
実際に私が警察学校を卒業して感じたことは以下です。
- 時間があるとき(入校前)から、体力強化に集中すべき
- 学科は暗記勝負なので、短期間で集中して覚える方が効率が良い
- 体力は短期間で急激に伸びないので、時間があれば体力強化に励む
学科試験も確かに大変なのですが、ぶっちゃけ暗記科目がほとんどなので、短期間で集中して暗記すれば結構上位に入ることは可能です。
一方、実技試験は体力がある人が圧倒的に有利で、体力は短期間で伸びるものではありません。
よって、警察学校入校前の時間がある段階で長距離走や筋トレを重点的にやっていた方が、試験でも上位に行きやすいですし、警察学校で生活するハードルも下がるのでおススメですね。
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警察学校での生徒の評価や成績:まとめ
今回は警察学校内の生徒の評価はどのようにして決まるのかについて解説してきました。
最後にポイントをおさらいしておきます。
ココがポイント
- 警察学校の生徒の成績や評価は試験の結果がすべて
- 入校から卒業までに3回試験がある
- 成績によって学校生活の難易度が変わる
- 卒業試験は「学科+実技」の総合評価となる
- 卒業試験TOPの人はエリート候補生として期待される
- 入校前はひたすら体力強化に励む方がよい
警察学校内の生徒の評価は試験の結果が全てで、成績に応じて生活環境やその後の配属先等にも一定の影響力があるように感じました。
試験の結果という目に見える形で評価が下されてしまうため、いかに勉強を頑張っていい成績を収めるかが警察学校生活で重要になってきます。
卒業試験の結果は、その後の警察人生にも多少の影響力はありますので、今後警察官を目指している方はぜひ学校での勉強も頑張ってください!
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