
・警察官の離職率は高いの?
・警察官の離職率はどのくらい?
・警察官を辞めたら再就職はどうなの?
こんな悩みを解決します。
警察官は特殊な仕事なので離職率がどのくらいなのか気になりますよね。
私は新卒で警察官となり交番勤務をしていましたが、退職して現在は民間企業で働いています。
この記事では「警察官の離職率は高いのか?どのくらいなのか?」について経験談を交えて解説します!
この記事で分かること
☑マツローの経歴
記事を読む前に
もしあなたが「どうしても警察官を辞めたい…」と思っている場合はすぐにでも転職エージェントに相談することをオススメします。
いま以上に心身に負担がかかるとうつ病になって社会復帰が難しくなる可能性もゼロではありません。
もし転職先が見つかれば「心の中に逃げ道」をもつことができ、精神的にもかなり楽になります。
登録は5分もかからずにすべて無料で利用できるのでまずは相談してみましょう。

目次
警察官の離職率は高い?
まず警察官(地方公務員)の離職率は約1.1%です。
離職率は以下のデータから計算しています。
- 全国の地方警察官人数(2018年度):259,745人
- 全国の地方警察官の普通退職者数(2018年度):2,869人
離職率=「全国警察官の普通退職者数」÷「全国の警察官数」となります。
なおここでいう「普通退職者」とは、定年退職や勧奨退職を除く“自己都合退職者”をさします。
ちなみにここ数年の離職率も紹介しておきます。
離職率(四捨五入) | 警察官人数 | 普通退職者数 | |
2018年度 | 1.1% | 259,745人 | 2,869人 |
2017年度 | 1.1% | 259,766人 | 2,728人 |
2016年度 | 1.0% | 258,875人 | 2,632人 |
2015年度 | 1.1% | 257,953人 | 2,719人 |
こうやってみると意外と離職率が低いですね。
やはり公務員という身分は、給料もそこそこよくて安定しているため民間企業にくらべると大分離職率が低いということでしょう。
なお「普通退職者数」についてもう少し細かく見ていきます。
普通退職者の半数以上が25歳未満の警察官である
2018年度の普通退職者数は2,869人でしたが、年齢別の構成は以下となります。
全体 | 25歳未満 | 25~30歳未満 | 30~35歳未満 | 35~40歳未満 | 40~50歳未満 | 50歳以上 | |
普通退職者数 | 2,869人 | 1,466人 | 485人 | 291人 | 157人 | 150人 | 320人 |
割合 | 100% | 51.1% | 16.9% | 10.1% | 5.5% | 5.3% | 11.1% |
このデータから分かることは以下です。
- 普通退職者の50%以上が25歳未満の若手警察官である
- 30歳未満の警察官が全体の2/3以上を占めている
やはり、若手警察官ほど厳しい職場環境に耐えきれずに辞めていく人が多いということですね。
「30歳未満の若手警察官」に限定すると離職率は急激に上昇
「30歳未満の若手警察官」の離職率は約2.5%に増加します。
正確なデータがないのであくまで目安ですが計算式は以下です。
- 「30歳未満の警察官」は全体の約30%:約78,000人
- 「30歳未満の普通退職者数」:1,951人
離職率=「1,951÷78,000」=2.5%
このように若手警察官に限ると離職率は2倍以上高くなります。
警察官の離職率が高くなる原因は?

ここではなぜ若手警察官の離職率が高くなるのか原因を考察します。
警察官の離職率が高くなる原因
- 警察学校の生活が厳しく耐えられない
- 厳しい上下関係
- 過酷な勤務環境
順に解説していきます。
①警察学校の生活が厳しく耐えられない
まず最初に離職率を上昇させている原因は“警察学校の生活”にあります。
警察学校とは警察官に採用された“警察官の卵”が、警察官として必要な「知力・体力・精神力」を養う場所です。
地方警察官に採用された人は全員警察学校に入校し、全寮制の中で厳しい訓練を受けます。

警察学校を卒業している私からすると、“警察学校は刑務所より厳しい”です。
実際に刑務所に入ったことは無いのですが(笑)、警察学校は毎日過酷なシゴキと徹底的な時間管理で息つく暇がありません。
普通の民間企業では考えられないパワハラも日常茶飯事で、私がいた警察学校では同期の10%以上が退職していきました。
-
【体験談】警察学校で生活するにはどのくらい体力が必要なのか
続きを見る
②厳しい上下関係
次に“厳しい上下関係”が離職率を上げています。
警察官は閉鎖された社会で上下関係が厳しく、上司や先輩のいう事は絶対です。
また高圧的で怖い上司や先輩が多く、仕事でミスをしたりしたら普通にパワハラを受けることもあります。
特に若手警察官は仕事に慣れていないため、ミスすることも多く、パワハラの標的になりやすいと言えますね。

③過酷な勤務環境
次は“過酷な勤務環境”です。
私は交番勤務していましたが、月の残業は100時間を超えていました。(しかもサービス残業で…)
若手警察官は交番勤務の後も警察署に戻っていろいろ雑用を行う必要があります。
ときには刑事課の手伝いで、取り調べの現場に立ち会ったり、ガサ入れの現場に同行したり…
仕事自体は面白い内容もありますが、24時間の交番勤務をした後に雑用をするのはかなりキツイです。
しかも私がいた警察署は、新人警察官だと“勉強のため”ということで、残業代は一切つきませんでした。

警察官から転職する場合の「最適解」は?

実際に警察官を辞めた私の同期や先輩をみると、警察官からの転職先候補は以下が多いです。
- 他の公務員(市役所など)
- 警備員
- 介護職
- 営業職
- スポーツインストラクター
- 派遣社員 など
全般的に言えるのですが、警察官から転職した場合はかなりの確率で年収が下がります。
それは警察官としての実績やスキルが特殊すぎて、他の仕事ではあまり役に立たないからです。
実際に私も警察官を辞めた直後は一時的に年収が下がりました。
しかし、計画的に転職することで警察官時代より「年収UP+残業時間大幅DOWN」させることは可能です。


具体的には
ココがポイント
- 専門のスキルを身につけることができる仕事を選ぶこと
- 今後も需要が増えることが予想される業界で働くこと
この2点を抑えて転職活動すれば、あなたが警察退職後にキャリアアップできる可能性はとても高くなります。
実際に私が警察官を辞めてどのように年収をアップさせたかは、「元警察官にオススメの転職先の最適解は?」で解説しているのでぜひ参考にしてください!
警察官からの転職を検討しているのであればなるべく早い方がよい
警察官からの転職を検討しているのであれば、なるべく早めに動かないと不利です。
なぜなら年齢を重ねることで以下のようなデメリットが生じるからです。
このように、年齢を重ねることで確実に選択肢は狭まります。

もし警察官からの転職を検討しているのであれば、今日という日があなたの人生で一番若い日です。
悩んでばかりでは解決策は出てこないので、すぐにでも手を打つことをオススメします。
現状を変えるにはまずは転職エージェントに相談

精神的にも限界だ…
警察組織は縦社会でものすごく厳しい世界なので本当につらいですよね…

警察官を辞めようか悩んでいる人は「まずは転職エージェントに相談すること」をおすすめします。
警察官を辞める前でも、転職エージェントに相談すれば
- あなたの希望にマッチする求人はどのくらいあるのか?
- あなたの市場価値はどのくらいなのか?
- すぐに転職先が見つかりそうか
などを事前に知ることができます。
精神的にきついまま働き続けると最悪うつ病で社会復帰できなくなるリスクもあるので、早めに転職エージェントに相談しておいたほうがいいです。

そんな人にはリクルートエージェントがおすすめです。
なぜならリクルートエージェントは業界No.1の転職エージェントなので以下の特徴があるからです。
ココがポイント
- 求人数は業界No.1の20万件以上であなたにマッチする求人が見つかる
- 転職実績者数も業界No.1の約5万人(2019年度)
- 大手なので担当者も各業界のプロが担当してくれる
- 担当者から企業へ、あなたの強みをアピールした推薦状を送付
- 転職サポートが手厚く、スキルがない人や働きながらでも転職活動できる
下の図は私の転職回数と年収の推移ですが、リクルートエージェントをメインに利用することで以下を実現しました。
ココがポイント
- 2回目以降の転職では年収が右肩上がり
- 年収は最大で550万円以上アップ
- 転職に成功し警察を続けているよりも年収アップ
- ホワイト企業に転職したことで残業は激減し、プライベートも充実
- スキルなしの元警官でもキャリアをやり直せることが分かった

これらのサービスが無料なので利用しないのはもったいないですね!
また先ほどのべたように、リクルートエージェントへの相談は実際に警察官を辞める前に行うことが可能なので、辞めたあとで後悔しないために「自分にはどんな求人があるのか」を把握しておくことが大切です。
登録は5分もかからず、すべて無料で利用できるのでまずは転職アドバイザーに悩みを相談しましょう!
体験談あり
警察官の離職率は高い?:まとめ
今回は「警察官の離職率は高いのか?」について体験談も交えながら解説してきました。
ポイントをおさらいすると
ココがポイント
- 警察官の離職率は約1.1%である
- 普通退職者の半数は25歳未満の若手警察官
- 30歳未満の警察官に限定すると離職率は約2.5%に上昇する
- 離職率が高くなる原因は「厳しい上下関係」「過酷な勤務環境」が関係している
- 計画的に転職すれば警察退職後でも年収をアップさせることは可能
- まずはリクルートエージェントに相談することから始める
警察官は公務員で給料や身分は安定していますが、特に若手警察官を取り巻く環境は劣悪です。
無理して働いてメンタルを病んでしまうと社会復帰するのに時間を要するため、「どうしても警察官が合わない」と感じている人は無理をせずに少しでも早いうちに転職を検討することをオススメします。。
まずはリクルートエージェントに相談して、どんな求人があるのか紹介してもらいましょう。
※転職エージェントを利用するならリクルートエージェントがおすすめです。
業界No.1の転職エージェントなので求人の質・量とも他社よりかなり充実しています。
私もリクルートエージェントをメインに利用することで年収500万円以上アップに成功しました。
※オススメの関連記事
-
【年収550万アップ】オススメの転職エージェントランキング
続きを見る
-
【体験談】警察官からの転職に成功する人、失敗する人の特徴を解説
続きを見る
-
【警察官の仕事はきつい?】民間に転職した元警察官が徹底解説
続きを見る